- 「中々自分の言動に自信をもてない」
- 「自己否定が止まらなくて辛い」
- 「他人の評価を極端に気にしてしまう」
このように自己肯定感が低く、何をするにも自信が持てなくて生きづらいと感じていませんか?筆者も子供の頃から自己否定を繰り返し、そんな自分をさらに嫌いになるという悪循環を繰り返していました。しかし今ではポジティブに考えることができるようになってきて、自己否定しない考え方を身につけることができました。
この記事では筆者の実体験を織り交ぜた心を楽にする考え方について解説しています。同じような悩みを持つ皆さんの力になれるかもしれません。できそうなものがあればぜひ実践してみてくださいね。
目次
自己肯定感=自分を価値のある人間だと思えること
自己肯定感というのはその名の通りありのままの自分を肯定できる状態です。自己肯定感が高いと良い理由はどのようなものがあるでしょうか。
- 周りに流されづらい
- 失敗を恐れなくなる
- 物事を前向きに考えられるようになる
まだまだありますが、共通しているのはやはり自分は価値のある人間だと思えることだと考えます。
では、「いいことばかりなので自己肯定感は高くいきましょう!」といってやろうと思えばすぐできるならこんな悩んでないって話ですよね。筆者もそうでした。大体の場合自己肯定感が低くなるのには原因があります。
次は自分がなぜ自己肯定感が低くなってしまったのか原因を探りましょう。
自己肯定感が低くなる原因は主に3つ
自己肯定感が低くなる原因は主に3つあります。
- 両親や教師等周りの人の言動が低くさせている
- 過去の大きな失敗がトラウマになっていたり、成功体験が少ない
- 完璧主義のため一つできないと全てダメに思えてしまう
大きく大別すると環境が原因で低くなる場合と自分の言動や性格が引き金となって起こってしまう場合の2種類があります。筆者は思い返すと両方に当てはまっていました。
それぞれどんな対処法があるのでしょうか?筆者がやってみて実際に効果を感じることができたものを紹介します。
①環境による場合は距離を置く
これはもう一つしかないです。その人から離れることが一番の対処法です。
筆者も学生時代に入っていたスポーツクラブの監督が、プレーだけでなく人間性を否定してくるような人だったので、辛い思いをしていました。環境を変える=クラブをやめることで嘘みたいに心が楽になりました。
環境を変えるというのは逃げるように感じて気持ちのいいものではないかもしれませんが、それでいいんです。これは逃げではなく自分を守るための行動なのです。
とはいえ、特に下げてくる相手が両親の場合は離れるなんて簡単にできることじゃないですよね。その場合、実家を出て一人暮らしをすることや、心の専門家に相談するのが望ましいでしょう。
②失敗や経験不足は小さな努力を積み重ねる
過去にした失敗や恥ずかしい思いをした経験を引きずって新しいことにチャレンジできなくなっている方や、そもそも自信がつくような経験をしていないという方も多いのではないでしょうか。筆者も当時特に上手くいったエピソードがなくて自信がありませんでした。
これの乗り越え方はズバリ、小さな毎日の成功体験を継続して自信をつけること。
小さな成功体験というのは、「そんなのできて当たり前」というもので大丈夫です。1日だけでいいなら簡単にできることでも、それを続けるのはかなり根気が必要です。だからこそ誰かと比べる必要はないので、小さなことでも「自分はこれができる!」を重ねていくことが大事。
例えば以下のようなものが挙げられます。
- 普段より10分早く起きるようにして朝の時間を少しゆっくり過ごす
- 毎日10分読書をする
- 1日100円貯金をしてみる
このように「こんなの簡単じゃん!」という小さな目標でも、継続できれば大きな自信につながり、「自分はこんなに努力できる人間なんだ」と自信を取り戻すことができます。筆者も最近はSNS発信として始めたX(旧twitter)で、毎日必ず1ツイートすることを意識して続けています。
ポイントは、続けるのは少しだけ根気がいるけど苦にはならない程度の体験にすることです。自分に自信が持てないという方はぜひ実践してみてください。
③完璧主義は100点を目指さない
前提として完璧主義というのは、細かいところまで全部満点を目指す考え方です。つまり加点方式ではなく減点方式。なにか不備があるとその分自分を減点して評価してしまいます。
完璧でなければ失敗と捉えてしまうため、極端な思考になりやすいと言えます。これでは成功の基準を満たしていても自分は認めることができないため、自己肯定感は下がっていく一方です。筆者も完璧主義の傾向があり、些細なミスでもそれが許せなくてダメだと思ってしまうタイプでした。
これの対処法は、当然完璧主義をやめることとなるのですが、「そんなすぐやめれたらこんな苦しんでない!」と思うのではないでしょうか。では、筆者が実際にやっていた完璧主義をやめる手順を紹介します。
- 100点が完璧だと仮定して、70点で合格のように合格点を決めておく
- その合格点は具体的にどこまでいけば合格なのか明確にしておき、紙に書きだしておく
- 合格点を達成できたら超えるたび自分を褒める
- 達成できなくても完璧主義をやめることに一歩近づいたと考え自分を責めない
筆者はこれを繰り返すことで完璧主義を脱却することができました。大事なのは完璧な人間を目指すことではなく、完璧ではない自分も受け入れることです。これが自分を(完璧でなくても)価値のある人間だと思える=自己肯定感が高いにつながります。
自己肯定感が低い=悪ではない
自己肯定感が低いと生きづらいと感じる人が多いので自己肯定感が低い=悪と考える方も多いと思いますが、良いところもあります。
- 物事を慎重に考えることができる
- 謙虚になれる
- 周囲の人の気持ちをなんとなく読める
自己肯定感が高すぎると逆に自己中心的だと思われるなどの反面もあるので、あくまで性格自体を変えるのではなく生きづらさを改善するため考え方を変えるということを理解しておく必要があります。
欠点も自分の個性だと考えまずは受け入れることが、自己肯定感を高める近道だと考えます。
まとめ
自己肯定感が低くなる原因とその対処法をお伝えしました。
日本は外国に比べて自己肯定感が低い傾向にあるというのはよく耳にするのではないでしょうか。日本は「他人に迷惑をかけないように」「謙遜する」といったことを美としているので、環境に影響されることが多い部分もあります。そのため、能力があるないに関わらず、「どんな自分にも価値がある」という考え方が重要です。
そうすれば、一朝一夕で身につきはせずとも、自己肯定感が高い人になることができるでしょう。
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